ご挨拶
「アオバピアノコンクール」は、令和5年 (2023年) で、43回目を迎えることとなりました。
昭和55年(1980年)の開始以来、「国内第一線で活躍しているピアニストに講評頂き、我が国の将来を担う人材を輩出できるよう、その学習機会を提供する」という目標の元に開催を継続出来たことは、皆様方のご理解ご協力の賜物と心より感謝申し上げます。
生徒さんを始め、音高・音大生、ピアノ講師、ピアノ愛好家の方々等、様々な年代の方々が当コンクールの目標をし、舞台で生き生きとした演奏を披露して頂くことを願っています。
一方、「アオバ アンサンブルフェスティバル」は、平成30年(2018年)に第一回開催した、アンサンブル演奏を対象としたコンクールです。国内で活躍するドラマーやアレンジャーを審査員とし、講評をお渡しすることにより、アンサンブル演奏技術の向上を目指しています。令和元年(2019年)に第二回を開催しましたが、その後のコロナ禍により休止していました。
第三回目は令和5年に開催する運びとなりました。受講生の演奏力向上に加え、講師の指導力向上にも役立っています。
今後とも「アオバピアノコンクール」「アオバ アンサンブルフェスティバル」にご支援を賜りますようお願い申し上げます。
アオバ音楽コンクール事務局
アオバピアノコンクールの歴史
『アオバピアノコンクール』は、毎年11月~12月頃に開催する、クラシックピアノのコンクールです。
内田勝人先生(平成9年〈1997年〉逝去)に企画協力を頂き、昭和55年(1980年)に開催した『アオバ楽器シニアコンサート』『アオバピアノコンサート』が原点です。後に『アオバピアノコンクール』と名称を変更し、現在に至ります。
このコンクールに出場していく中で、音楽に進路をすすめた生徒さんは数多くいらっしゃいます。児童から大人までが参加できるコンクールです。
年譜
回 | 年月日 | 会場 | 審査員 |
---|---|---|---|
1 | 昭和55年 (1980) 9月14日(日) | 港北公会堂 | 内田勝人 |
2 | 昭和56年 (1981) 9月20日(日) | 港北公会堂 | 内田勝人 |
3 | 昭和57年 (1982) 9月12日(日) | 港北公会堂 | 内田勝人 |
4 | 昭和58年 (1983) 9月15日(木祝) | 保土ケ谷公会堂 | 内田勝人 |
5 | 昭和59年 (1984) 10月28日(日) | 保土ケ谷公会堂 | 森田佳子 |
6 | 昭和60年 (1985) 11月17日(日) | 保土ケ谷公会堂 | 森田佳子 |
7 | 昭和61年 (1986) 11月23日(日祭) | 神奈川公会堂 | 森田佳子 |
8 | 昭和62年 (1987) 11月3日(火祝) | 神奈川公会堂 | 花房真美 |
9 | 昭和63年 (1988) 11月27日(日) | 神奈川公会堂 | 内田勝人 |
10 | 平成元年 (1989) 12月17日(日) | 神奈川公会堂 | 岡島雅興 |
11 | 平成2年 (1990) 10月28日(日) | 鶴見公会堂 | 福士則夫 |
12 | 平成3年 (1991) 11月17日(日) | 神奈川公会堂 | 福士則夫 |
13 | 平成4年 (1992) 12月23日(水祝) | 旭公会堂 | 福士則夫 |
14 | 平成5年 (1993) 11月23日(火祭) | 港北公会堂 | 福士則夫 |
15 | 平成6年 (1994) 11月27日(日) | 港北公会堂 | 福士則夫 |
16 | 平成7年 (1995) 11月12日(日) | 西公会堂 | 福士則夫 |
17 | 平成9年 (1997) 11月2日(日) | 西公会堂 | 村西則美・嶋田弘美 |
18 | 平成10年 (1998) 11月3日(火祝) | 神奈川公会堂 | 村西則美・赤松節子 |
19 | 平成11年 (1999) 11月3日(水祝) | 西公会堂 | 村西則美・嶋田弘美 |
20 | 平成12年 (2000) 10月29日(日) | 神奈川公会堂 | 村西則美・前谷久乃 |
21 | 平成13年 (2001) 10月28日(日) | 西公会堂 | 村西則美・前谷久乃 |
22 | 平成14年 (2002) 10月27日(日) | 西公会堂 | 村西則美・前谷久乃 |
23 | 平成15年 (2003) 10月26日(日) | 西公会堂 | 村西則美・前谷久乃 |
24 | 平成16年 (2004) 10月31日(日) | 神奈川公会堂 | 村西則美・古川久美 |
25 | 平成17年 (2005) 10月30日(日) | 西公会堂 | 前谷久乃・古川久美 |
26 | 平成18年 (2006) 10月22日(日) | 神奈川公会堂 | 前谷久乃・古川久美 |
27 | 平成19年 (2007) 11月4日(日) | 西公会堂 | 前谷久乃・野田学 |
28 | 平成20年 (2008) 11月3日(月祝) | 西公会堂 | 花房真美・野田学 |
29 | 平成21年 (2009) 12月6日(日) | 保土ケ谷公会堂 | 花房真美・野田学 |
30 | 平成22年 (2010) 11月7日(日) | 西公会堂 | 花房真美・野田学 |
31 | 平成23年 (2011) 11月20日(日) | 港北公会堂 | 花房真美・野田学 |
32 | 平成24年 (2012) 11月24日(土) | 港北公会堂 | 花房真美・福士恭子 |
33 | 平成25年 (2013) 11月3日(日祝) | 西公会堂 | 花房真美・福士恭子 |
34 | 平成26年 (2014) 11月3日(月祝) | 神奈川公会堂 | 花房真美・福士恭子 |
35 | 平成27年 (2015) 11月3日(火祝) | 港南区民文化センター「ひまわりの郷」 | 花房真美・福士恭子 |
36 | 平成28年 (2016) 12月18日(日) | 瀬谷公会堂 | 奈良康佑・福士恭子 |
37 | 平成29年 (2017) 11月23日(木祭) | 鶴見公会堂 | 奈良康佑・福士恭子 |
38 | 平成30年 (2018) 11月25日(日) | 保土ケ谷公会堂 | 奈良康佑・福士恭子 |
39 | 令和元年 (2019) 11月4日(月振休) | 港南区民文化センター「ひまわりの郷」 | 奈良康佑・福士恭子 |
40 | 令和2年 (2020) 11月3日(火祝) | 神奈川区民文化センター「かなっくホール」 | 奈良康佑・福士恭子 |
41 | 令和3年 (2021) 12月12日(日) | 旭区民文化センター「サンハート」 | 奈良康佑・福士恭子 |
42 | 令和4年 (2022) 11月3日(日) | 鶴見区民文化センター「サルビアホール」 | 奈良康佑・福士恭子 |
43 | 令和5年 (2023) 11月5日(日) | 戸塚区民文化センター「さくらプラザ」 | 梅根恵・福士恭子 |
主な審査員の先生方
これまでに審査頂いた主な先生方を紹介致します。
(開催順。プロフィールは審査員当時)
- 内田勝人先生(第1回~第4回、第9回)
1965年(昭和40年)東京藝術大学作曲科卒業、1970年(昭和45年)同大学院修了。
パリ国立音楽院フーガ科、作曲科に入る。ジャン・リビエ、アンドレ・ジョリベに師事。フーガ科作曲科二等賞並びにオルファン賞受賞。
1970年(昭和45年)ビクター音楽教室本部指導講師、1990年(平成2年)ビクター・テクニクス音楽教室本部チーフ・ディレクター、1996年(平成8年)ビクター・テクニクス音楽教室顧問。1997年(平成9年)12月30日逝去。
作品:ピアノ連弾曲集「ふたりのピアノ」、四手連弾のための組曲「海の風景」、トラヴスマIII (1967)、トラヴスマV (1970)、混声合唱 鮎のかげ 子守唄 雪晴れ 星簇 他多数 - 森田佳子先生(第5回~第7回)
東京藝術大学器楽科卒業。同大学院研究科修了。永井進教授に師事。
1967年渡欧、オランダ政府の奨学金を得てアムステルダム・コンセルバトワールに留学。J・バイン教授に師事。
1969年同コンセルバトワール、ピアノ独奏者コースを名誉賞を得て卒業。
現在、新潟大学及び東京音楽大学講師。 - 花房真美先生(第8回、第28回~第35回)
国立音楽大学付属高校、国立音楽大学を経て、同大学大学院修士課程修了。横山千代子、西川惠美子、岡山京子、松原緑、クロイツァー豊子に師事。 1982年草月ホールのリサイタルを皮切りに数多くの演奏会に出演。1989,90年清里のポール・ ラッシュ・フェスティバルに招かれ参加。1990年カザルスホールにてリサイタル、花房シスターズ・ピアノデュオとしても演奏会を開催CDもリリース。
2011年は王子ホールにてソロ・リサイタルを行い、絶賛を博した。2012年、13年には 花房晴美 室内楽シリーズにて、フランク、オーギュスタ・オルメス、ミヨー作曲の珍しい連弾、2台ピアノ作品を演奏した。録音は「ア・グレイスフル・ フレーム」をフォンテックよりリリース。多くのコンクール審査員を務めるなど幅広い活動を行っている。
現在、昭和音楽大学、同大学院、同短期大学部講師。 - 岡島雅興先生(第10回)
1968年(昭和43年)東京藝術大学音楽学部 作曲専攻。1970年(昭和45年)東京藝術大学大学院 音楽研究科 作曲専攻修士課程修了。1981年東京藝術大学作曲科講師。現、フェリス女子学院大学音楽芸術学科特任教授。
著書:糸屋鎌吉に依る三つの詩「天国幻想」「羽衣」「冬の温泉場」(1991年8月)、「夢の夢」~クラリネットとピアノのために~(1995年2月)、「草月夜のことば」~ソプラノ、フルート、ピアノのために~(2003年1月)他多数。 - 福士則夫先生(第11回~第16回)
1945年(昭和20年)生まれ。作曲家。東京藝術大学大学院研究科修了(作曲家専攻)。
日本作曲家協議会、日本現代音楽協会所属。純心女子短期大学教授。日本音楽コンクール作曲部門審査委員。 - 野田学先生(第27回~第31回)
6歳よりピアノを始め、小、中学時代アオバ楽器ピアノコンクールに出場。15歳より作曲を故・内田勝人氏に師事。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。パリ国立高等音楽院プルミエ・プリ(一等賞)で修了。
和声科、対位法科にてロジェ・ブートリー、ジャン・ポール・オルシュタイン各氏に師事、作曲を野田睴行、理論を島岡譲、尾高惇忠、ピアノを平井孝知、安井耕一各氏に師事。
作品:京都市交響楽団、京都フィルハーモニー室内合奏団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック 管弦楽団のためのオーケストラ編曲を担当。また、NHK大河ドラマ、連続テレビ小説、幼児番組関連楽曲のピアノ編曲および合唱編曲を手がけ各楽譜が出版・配信されている。 - 福士恭子先生(第32回~)
ハンガリー国立リスト音楽院留学後、スイスバーゼル音楽院、ソリストディプロマ取得。マリア・カナルス国際コンクール(スペイン)にてディプロマ受賞(1997年)、フォッジャ国際コンクール(イタリア)にて第3位(1999年)。
2003年-2010年、ラハティ市(フィンランド)ラハティ工科大学 (Lahti University of Applied Sciences) 音楽学部ピアノ科、ラハティ市コンセルバトリー、ラハティ市ミュージック・インスティテュート非常勤講師。
2008年宮城県塩釜市より「平成20年度塩竈市教育功績者表彰感謝状」授与。2012年より『北欧フィンランドの調べ「波紋」シリーズ』と題し、20,21世紀フィンランドピアノ音楽を紹介するシリーズを始め、山梨、長野、東京にて開催。
2013年-2018年河口湖音楽祭にて音楽写真家木之下晃氏の写真によるフォト・トーク&コンサート出演。
2015年フィンランド、ハメーンリンナ市にて行われたシベリウス生誕150周年記念フェスティバルSibelius Celebration、2019年1月フィンランドラハティコンセルバトリー創立100周年記念演奏会出演。CD「Finnish Piano Music CANTUS ARCTICUS」がレコード芸術2015年9月号特選盤に選出される。
現在、日本・フィンランド新音楽協会事務局長、横浜音楽院ピアノ講師。後進の指導に当たりながら、アレクサンダーテクニークスタジオ東京 (ATST) 教師養成講座に通い、イギリスのSTAT教師認定取得を目指す。 - 奈良康佑先生(第36回~)
1983年(昭和58年)静岡大学理学部卒業、ブリュッセル王立音楽院首席卒業。ニコル・アンリオ=シュヴァイツァー、安川加壽子の各氏に師事。日本演奏連盟、及び演奏表現学会会員。マリア・カラス国際音楽コンクール、ディプロム受賞。1989年より同音楽院講師を務める傍らヨーロッパで演奏活動。1992年日本演奏連盟主催「演連コンサート」のオーディションに合格し、東京文化会館(小)でリサイタルを開催。以降、日本各地で演奏活動。1995年国際交流基金派遣で中南米を演奏旅行。2007年NHK・FM「名曲リサイタル」に出演。
アオバ アンサンブルフェスティバルの歴史
平成30年(2018年)に第一回を開催した、アンサンブル演奏を対象としたコンクールです。国内で活躍するドラマーやアレンジャーを審査員とし、講評をお渡しすることにより、演奏技術の向上を目指しています。
令和元年(2019年)に第二回を開催しましたが、その後、コロナ禍により休止。第三回目を4年ぶり、令和5年(2023年)に開催する運びとなりました。
年譜
回 | 年月日 | 会場 | 審査員 |
---|---|---|---|
1 | 平成30年 (2018) 10月7日(日) | 旭区民文化センター「サンハート」 | 山本直樹・木下有子 |
2 | 令和元年 (2019) 7月20日(土) | 横浜市吉野町市民プラザ | 山本直樹 |
3 | 令和5年 (2023) 6月11日(日) | 磯子区民文化センター「杉田劇場」 | 山本直樹 |
主な審査員の先生方
- 山本直樹先生(第1回~)
大阪府出身。 - 木下有子先生(第1回)